財団法人 二階堂美術館

大分県日出町二階堂美術館の展覧会のご案内

『秋探訪の旅 ― 秋色・秋声・秋実』
概要

秋季企画展は、四季の諸相シリーズの1つとして風景や花鳥画を中心に「秋」をテーマにした作品54点を展示する。秋の風景に見られる色彩、秋に吹く風の音、鳥の声、秋の実りなど季節を感じさせる画題を取り上げている。

秋の色彩といえば、福田平八郎「紅葉上鶲」や川合玉堂「深渓紅葉」など紅葉を思い浮かべる。しかしそれだけではなく山口華楊「秋興」、山川秀峰「秋晴」、徳岡神泉「菊」のようにススキや菊など紅葉以外も秋を彩り“秋の色”というものをあらためて再発見できる作品も多い。
また、秋を感じさせるものは色彩だけではなく画面全体漂う雰囲気そのものが画題になっている。例えば風を感じさせる池上秀畝「秋風飛鷹」、物思いにふける女性を描いた梶原緋佐子「秋の想ひ」など冬に向かって物悲しい雰囲気を漂わせている作品も取り上げている。一方で、実りの季節を歓喜する作品もあり、熟した柿に群がるメジロを描いた小茂田青樹「秋梢」などがある。横山大観「大吉図」は柚子を描いた作品で、“柑橘”と“吉”をかけた縁起物である。

今回の展示では、京都画壇は18人の画家の作品25点、東京画壇は21人の画家の作品29点で構成している。

主な出品作品